top of page
メーコーロゴ確定版.png
DSC07942.JPG

鉄加工と縫製のモノづくり

50年以上にわたる金属加工、金型設計・製造、溶接のノウハウを活かし顧客の要望を実現する製作をいたします。

メーコー工業が手がける“張り”という技術

  • 幸弥 林
  • 5月1日
  • 読了時間: 2分



鉄を曲げ、溶接し、削り出す──

メーコー工業は金属加工からスタートした会社です。

しかし「椅子」という製品に本気で向き合おうとしたとき、もうひとつの技術が欠かせないと私たちは気づきました。


それが、“張り”という工程です。



手のひらで、曲線を読む。




座面のクッション材を包み込む生地。

縫製のわずかなズレやテンションの違いが、全体のシルエットや座り心地に影響を与えるこの工程は、

まさに“最後の仕上げ”であり、“人の手だからこそできる仕事”です。

職人の手元にあるのは、工業用のミシンと、張り具合を調整するための工具だけ。

でも、たったそれだけの道具から生まれる曲面には、どこかやわらかい温度があります。



金属と布の、どちらにも誠実であること。




私たちは、自社で鉄の曲げ・切断・プレス・溶接を行い、回転金具やフレームを製作しています。

そのうえで、ミシンによる縫製や、タッカーによる布張りまでを一貫して自社対応しています。


つまり、こうした「金属加工 × 張り加工」の融合ができることこそが、

メーコー工業の製品づくりの最大の強みです。



「座ること」へのこだわりは、表からは見えない。




もちろん、私たちの仕事はすべてが表に見えるわけではありません。

座ったときに心地よく、椅子を動かしたときに壊れない。

そんな当たり前の裏側にある工程のひとつひとつに、手間と技術を惜しまないこと。


それが私たちの、ものづくりの流儀です。



椅子は、構造で支え、布で包む。



椅子は金属フレームだけでは完成しません。

表皮の美しさ、手触り、触れたときの柔らかさ──

それらすべてが、空間の印象を決めるからこそ。


「こんな椅子がほしい」
そんな声に、構造から仕上げまで応えられるのが、メーコー工業です。

この“張り”の技術は、メーコー工業が培ってきた**「椅子そのものを仕立てる力」**の象徴です。

金属加工から表面の仕上げまで一貫して行うことで、機構部だけではなく、空間にふさわしい“椅子”という完成品をご提案することができます。


機能も、仕上がりも、細部まで妥協しないものづくり。

それが、私たちが椅子づくりで目指していることです。

留言


アイアンハンガーラック.png
bottom of page