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鉄加工と縫製のモノづくり

50年以上にわたる金属加工、金型設計・製造、溶接のノウハウを活かし顧客の要望を実現する製作をいたします。

2段ベッド用の鉄製はしごを特注制作しました

  • 6月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月22日


メーコー工業では、宿泊施設や寮施設などで使用される2段ベッド向けに、鉄製はしごを制作しました。


相談内容


今回のご相談は、既製品のはしごをそのまま取り付けるのではなく、ベッド本体の寸法や設置条件に合わせて、専用のはしごを作りたいという内容でした。


2段ベッドのはしごは、見た目以上に使用時の負荷がかかる部品です。人が登る際には、体重だけでなく、足をかける反動や手で引く力も加わります。そのため、形状だけでなく、固定方法やベッド本体との接続方法まで考える必要があります。



既製品ではなく、現場に合わせたはしごが必要だった


今回の案件では、ベッド本体や設置場所に合わせた寸法で、鉄製はしごを制作する必要がありました。


支給された図面には、大まかな形状や取り付けイメージは記載されていましたが、そのまま加工に入れる状態ではありませんでした。


実際に制作するためには、以下のような点を確認する必要があります。


  • はしごの幅や高さ

  • ベッド本体との固定位置

  • 使用するパイプのサイズ

  • 足をかける部分の位置

  • 木部と鉄部品の接続方法

  • 塗装後の仕上がり

  • 搬入や組み付けのしやすさ


図面上では成立しているように見えても、実際に加工し、組み付け、使用する段階まで考えると、確認すべき点は多くあります。


メーコー工業では、支給図面をもとに、実際に制作できる形へ図面を描き直し整理しながら進めました。



依頼の経緯

パイプ加工・穴あけ・溶接で形にする


今回のはしごは、角パイプを使用して制作しました。


主な工程は以下の通りです。


1. 支給図面をもとに寸法と形状を確認

2. 縦柱となるパイプを準備

3. 足掛け部分を差し込むための穴を加工

4. ベッド本体と接続するための取付部材を制作

5. 取付部材にナットを仕込む

6. 各部材を溶接して一体化

7. 塗装

8. 仕上げ確認

9. 梱包・納品


特に重要だったのは、足掛け部分を差し込む穴の位置です。


穴の位置がわずかにずれるだけでも、組み上げたときに左右の柱が平行にならなかったり、足掛け部分の角度に影響が出たりします。


また、溶接では熱による歪みも発生します。部材同士をしっかり固定しながら、最終的な形状に大きなずれが出ないように調整していきます。


単にパイプを切って溶接するだけでなく、組み上がった後の寸法や見た目まで考えながら制作しました。


鉄製はしごができるまで
鉄製はしごができるまで

難所と工夫

固定方法と安全性を考え、仕様を見直す


今回のはしごでは、当初、床から浮かせた状態で取り付ける案もありました。


しかし、床に接地しない構造の場合、はしごにかかる荷重を壁側やベッド本体側だけで受けることになります。


2段ベッドのはしごは、人が毎日使う部品です。使用する人が必ず静かに、正しい姿勢で登るとは限りません。足をかけるときの反動や、手で引く力、体重のかかり方まで考える必要があります。


そこで今回は、床に接地する仕様へ変更しました。


床で荷重を受けながら、ベッド本体にも固定することで、使用時の負担を分散しやすい構造にしています。


また、木部との接続部分についても、木に直接ビスを打ち込むのではなく、ボルトとナットで締結できる構造を採用しました。


木部にバカ穴を開け、鉄部品側に仕込んだナットとボルトで固定することで、組み付け時の安定性にも配慮しています。


仕様の変更
仕様の変更

家具まわりの鉄部品は、加工だけでなく使われ方まで考える


家具や施設備品に使う鉄部品は、加工精度だけでなく、実際の使われ方を考えることが重要です。


今回のような2段ベッド用はしごの場合、見た目の形状だけではなく、以下のような点まで確認する必要があります。


* 人が体重をかけて使う部品か

* 木部や壁面とどう固定するか

* 現地で組み付けやすいか

* 塗装後に傷がつきにくいように運べるか

* 複数台で寸法や仕上がりをそろえられるか


メーコー工業では、鉄製家具や什器の制作経験を活かし、加工方法だけでなく、組み付けや使用環境まで考えながら制作しています。


ベッド以外の施設備品や什器にも応用できます


今回制作したのは2段ベッド用の鉄製はしごですが、同じ考え方はさまざまな鉄部品に応用できます。


たとえば、以下のようなご相談にも対応可能です。


* ベッド用はしご

* 転落防止用の手すり・柵

* 店舗什器

* 商品陳列ラック

* 作業台

* 棚・フレーム

* 施設向けの特注金具

* 既製品では寸法が合わない鉄部品

* 小ロットの特注部品


応用例
応用例

宿泊施設、教育施設、店舗、倉庫、工場などでは、既製品だけでは対応しにくい場面があります。


「この場所に合う部品がない」

「木部や壁面に合わせて鉄部品を作りたい」

「図面はあるが、実際に作れる形か相談したい」


このような場合でも、メーコー工業では、内容を確認しながら制作方法を検討できます。



まとめ


今回は、2段ベッドに取り付ける鉄製はしごを特注制作しました。


支給図面をもとに、寸法や固定方法、木部との接続、使用時の荷重まで確認しながら、実際に使える形へ落とし込んでいます。


メーコー工業では、家具や施設備品に関わる鉄部品について、図面が固まりきっていない段階からのご相談にも対応しています。


ベッド用はしご、手すり、柵、什器、ラック、特注金具など、既製品では対応しにくい鉄部品の制作をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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